FXで人が負けてしまう本当の理由




「FX」この言葉は、ある程度の年齢になれば聞いたことのあると思います。

おそらくイメージとしては、お金を稼ぐためのリスクある方法…。ぐらいの認識ですよね。

そしてそれは全く正しい認識です。

僕がFXをしているからといって、FXが危ないものであるということを否定はしません。

しかし、僕自身はFXを危ないものだとは思っていないのです。

FXにはリスクが有ること、そして人によっては危ないものであるということは間違いありませんし、認めます。

例えば、具体的な話で考えてみましょう。

FXの経験が無いAさんと、FX歴5年のBさんがいます。

AさんとBさんは、資産100万円、年齢20代、性別、独身、会社員、など条件は同じです。

違うのは、FXの経験のみということになります。

その二人が、FXで1000万円の取引をしたとします。

AさんとBさんの資産100万円から考えても、1000万円という金額が、二人にとって大きな額に違いありません。

しかし、二人の精神状態には間違いなく違いがあります。

FXの経験がないAさんは緊張や焦りといった感情に満たされ、FXの経験があるBさんはいつもと変わらず落ち着いているでしょう。

こうなってしまうと、もうAさんは悪循環に陥ります。

Aさんは感情的になってしまっているため、合理的な行動をすることができず、損をすることになります。

感情的になっているAさんは行動ファイナンス理論に当てはめることができます。

行動ファイナンスとは、「人は必ずしも合理的な選択をするとは限らない」ということを説明する学問となっています。

行動ファイナンスの一つの理論(プロスペクト理論)では、人は利益よりも損失の方が心理的影響が大きいというものがあります。

1000万円の取引をしていて、5万円の利益が出たときの喜びよりも、その5万円の利益を失うショックの方が大きいということになります。

つまり、普通の感覚を持っている人間は、5万円という利益が出ている状況では、その利益がなくなってしまう前に、早く利益を確定させようとするのです。

逆に、5万円の含み損を抱えている状況では、損を確定させたくないという心理が働きます。そこで損を確定させなかったばかりに、10万円の含み損を抱えてしまいました。

そうなると、心理的には更に損を確定させるのが辛くなるということになってしまいますよね。

よって、損切りすることができません。この心理によって、普通の人間は損が拡大していくのです。

では、5万円の含み損から少し回復して、4万円になり、更に損が3万円になったとします。その場合、普通の人間はどういった心理状態になるのかというと、このまま待っていれば損失が解消されるのではないか、と考えるのです。

そして、もし、損失が解消され、5万円の利益が出た場合は、先程説明した理由で利益を確定させてしまうのです。

まとめると、人間は利益は早く確定したくなり、損失はいつまでも確定できないのです。

よって、利益が大きくなることはなく、損失だけが拡大していきます。

感情的になっていると、このようなメカニズムで損をすることになります。

これが、FXや投資で、ほとんどの初心者が損をする理由です。

しかし、Bさんが利益を出せるかどうかは別として、感情的ではないため、これまで説明してきた、行動ファイナンス理論は当てはまりづらくなります。

経験以外は、何も変わらない状況なのに、精神状態が大きく異なることによって、結果も変わってくるのです。

投資で勝つためにできることは1つ

よく考えてみてください、普通の人は人間である以上、行動ファイナンス理論に従い自分で破滅していきます。

自分の資金を失くすことは精神的に大きなダメージですし、たとえいくら精神的にタフだったとしても、そもそも資金が失くなってしまえばトレードすることはできません。

そしてなにより、魅力的なFX市場には次々と新規参入があります。新規参入してくる人は間違いなく初心者であり、絶対に人間です。人間以外がFXをすることはありません。

FXで負ける理由は人間ゆえと言っても過言ではありませんし、知識も浅く経験もゼロの初心者は間違いなく資金を溶かし、退場していきます。

そうなるとどうでしょう。

生き残る術を心得ていて、生き残る重要性を知っているというだけで、どれだけFX市場で生き残ることにおいて有利かは計り知れません。

そして、続けていれば嫌でも成長しますし、上手くもなります。

金を稼ぐのはそれからです。

まずは生き残ることを考えてください。

しかし、正しい知識と経験がない状態だと最初から大金を稼ぐことに前のめりとなってしまいます。

たとえ最初から利益を狙わず、練習のつもりでも、正しいリスク管理やレバレッジの知識、ロットのかけ方、相場の見方、メンタルコントロール、資金管理を知らなければ決して生き残ることができません。

最初から大きな金額を稼ごうとするのは、サッカーをやったことがない人がいきなりオーバーヘッドシュートをするようなものです。首を骨折して終わりです。

最初は正しい知識と怪我をしないことです。そして基礎をしっかりさせることです。

ローマは一日にして成らず、急がば回れ、千里の道も一歩からです。

もし、これらの正しいプロセスを経ていけば、非常に大きな経済的利益を得られる可能性があります。現代社会において、経済的に自由になれば時間的、精神的、身体的自由を得られる場合がほとんどです。

生き残り、経験を積んでいるあなたと、経験もなくリスク管理も知らずに稼いでやろうと意気込んでいる初心者トレーダーとでは圧倒的差です。あなたが負けるわけがありません。

市場参加者の9割が負ける世界です。

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なぜ負けるかは、人間だからです。

勝つためには、正しい知識をつけ、経験をし、自信が持つ人間の感情をコントロールするしかないのです。

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