買い出しに行く人を決めたり、席順を決めたりといった、
当たりハズレや順番を決めたりするのに便利な「あみだくじ」
誰でも一度はあみだくじをやったことがあると思います。
じゃんけん同様あみだくじで決まったことには皆従います。
なぜ、皆あみだくじで決まったことには従うのでしょうか?
それは、皆あみだくじを平等だと思っているからです。
でも実はあみだくじは平等ではないんですよ。
もちろん、ズルをした人が有利とかそんなしょうもない話ではありませんよ。
紙であみだくじを作った場合には明らかに有利な人がいるんです。
つまり、このあみだくじのからくりを知っている人間と知らない人間の間では明らかな不平等が生まれるのです。
知っているか知っていないかで圧倒的な差がつくのは、あみだくじに限った話ではありません。
この世の中全てに言えることです。
「知っている」ことがどれだけ得なのか、
「知らない」ことがどれだけ損なのか、
知っている人間と知らない人間の間には圧倒的な差があるということがよく分かるお話をしていきたいと思います。
あみだくじは不平等
あみだくじは公平ではなく、有利な人間がいるという話をしました。
なぜ有利な人間が生まれるのか、簡単な例を紹介します。
例えば、友達の家で自分を含め8人で遊んでいたとします。
小腹が空いたので「コンビニに買い出しに行こう」という話になりました。
でも、ちょっとしたものを買いに、全員で行くのもバカらしいので、
行ってもらう人一人をあみだくじで決めることにしました。
そしたら「じゃあみだくじ作るね」と言ってあなたがあみだくじを作る人になって下さい。もちろん全部作ってしまっては怪しまれるのでダメです。
まず、紙に人数分の縦8本の線を書きます。
そして、今回は左から4番目に✕印(ハズレ)を描くことにしましょう。
そしたらハズレの場所が見えないように紙を折って、
友達7人に好きに線を引くよう頼んで下さい。
これであなたの作業はおしまいです。めちゃめちゃ簡単でしょ笑
友達が好きなだけ線を引きます。
そして全員が線を引き終えたら、上まで紙を折り返してあみだくじの完成です。
この時点で、✕を書いたのはあなたでも、
7人にランダムな線を自由に引かせているので、
あなたを含め、7人とも公平さを疑う人はいません。
あとは、一人一箇所選ぶだけです。
しかし、、、、
実はこの時点で「あなただけ」が圧倒的に有利なんですよ笑
あなたは✕の位置を決めているのでどの線の延長上に✕印が書かれているのかを知っています。
あなたが選ぶべき箇所は、✕印から一番遠いところ、
つまり、一番右です。もちろん一番右が選ばれてしまっていたらその次に遠いところを選んで下さい。
そして、一番選んではいけないのは✕印の上です。
この時点で察しのいい人はお気づきでしょう。
最もハズレを引いてしまうのは✕の真上、最もハズレを引かなくて済むのは✕から遠いところ、
というわけです。
つまり、景品を決める場合でしたらアタリたいわけですから、アタリの上を選び、
今回の買い出しのようにハズレたい場合は、なるべく✕印から遠いところを選べば良いわけです。
今回は✕印が左から4番目でした。
そして一番右を選んだあなたが買い出しに行かされる確率はおおよそ1%となります。
逆に左から4番目、ハズレの真上を選んだ場合は3割弱です。
選ぶ場所によってこんなにも確率が違ってしまうんですよ笑
たとえ、あなたが最後に余った場所しか選ぶことができなくなったとしても、
☓印を付けた場所は、もっとも心理学的に選びたがる真ん中辺りなので、
最後まで余っている可能性は低いことから、
あなたが左から4番目を選んでしまう確率は低かったでしょう。
これは、簡単な心理学と統計学の話です。
もちろん、友達が引いた横線の本数やあなたが選ぶ順番が最後になりハズレの上しか残っていないなど、
不確定な要素はありますが、このことを知っていることで、
あみだくじの際に優位な立場になれることに違いはありません。
このように、あみだくじは印を付けた人間が、圧倒的に有利だったんです。
もし、私達がこのあみだくじのからくりを知る前に、
「あみだくじで決めよう」と言って、そそくさとあみだくじを作り始めるような人間がいたら、
私達は「作ってくれるんだ、ラッキー」などと、のんきなことを考えていたかもしれません。
しかし、からくりを知らない私達はまんまと不利な立場に立たされていた、、、
と、考えたらぞっとしませんか?(゜゜)
また、
地方の公共事業では、条件が同じだった場合、どの建設会社が仕事を請け負うかを
未だあみだくじで決めているところがあるそうです。
もし、このあみだくじのからくりを知っていたらどうですか?
このからくりを知っているだけで、売上を伸ばすことができてしまうんです。
これが知っている人間と知らない人間の差です。
知っているか知っていないかに、頭の良さは関係ありません。
この話を読んだ人は誰であっても、あみだくじで知らない人より有利な立場になれるのです。
それが小学生であってもです。もしあなたが知らず、小学生が知っていたら、小学生に買い出しに行かされるのです。
逆に東大生であっても知らなければ、知っているあなたは東大生に勝てるのです。
知識に頭の良さは関係ありません。
知ろうとするか、意識の問題です。
知識の重要さを感じていない人が多いと思います。
ほとんどの人たちが知識の重要さを知らないから、
ほとんどの人間は知識が少ないというのは必然的なことですよね。
知識の重要性を知らない、知識を持たない人たちが大勢を占めるということは、
少し意識を変えるだけで、「知っている」側の人間になれるということです。
知識が少ない人が大多数を占める世の中で、あなたが知識を得たらどうでしょう?
あみだくじのからくりでも話したように、知っているだけで有利な立場になれるんです。
正直何も知らない人が多すぎると思います。
全てのことを当たり前だと思わず、いろいろなことを知ろうとしてみて下さい。
もしかしたらあみだくじのからくりのように人生のからくりに気づけるかもしれませんよ!
このブログではこのように知っていて損はない情報を発信しているので、
他の記事も是非読んでみて下さいね!
コメントを残す