お金持ちの定義と収入源についてまとめてみた




 

皆さん、お金持ちになりたいですよね。

お金持ちとは何をしていて、どれくらいの収入があるのか知っていますか?

おそらくこの記事を見ているほとんどの方が、「お金持ち」という人たちに関心があると思います。

そこで「お金持ち」と呼ばれるいわゆる富裕層の定義はなんなのか、収入源や職業など富裕層についてまとめました。

 

富裕層の定義

野村総合研究所は富裕層の定義を次のように定めています。

  1. 超富裕層    5億円以上            75兆円  (7.3万世帯)
  2. 富裕層     1億円〜5億円以上           197兆円(114.4万世帯)
  3. 準富裕層    5,000万円以上1億円未満       245兆円(314.9万世帯)
  4. アッパーマス層 3,000万円以上〜5,000万円未満   282兆円(680.8万世帯)
  5. マス層     3,000万円未満            603兆円(4173.0万世帯)

上の金額は全て純金融資産のことです。

1.2,を富裕層だと考えると、122万世帯、純金融資産が272兆円となります。

世帯数で考えると2.3%を占め、純金融資産で見ると19.4%を占めています。

なんと2%ほどの世帯が20%の資産を持っている事になります。

また、2014年のクレディ・スイスの調査では、世帯でなく個人単位での人数が発表されています。

日本で1億円以上の金融資産を保有している個人は272万人とされています。

そしてその多くは60歳以上だと言われています。

これが本当だとすると、

本当に高齢者がお金を使ってくれたら日本の景気は良くなるでしょうね笑

 

次に、1世帯あたりの純金融資産の平均について見ていきます。それが以下の表です。

1世帯当あたり純金融資産 2000年 2015年
超富裕層 6億5151万円 10億2740万円
富裕層 1億6645万円 1億7220万円
マス層 1338万円 1445万円

http://www.nri.com/Home/jp/news/2016/161128_1.aspx参照筆者作成

2000年と2015年での超富裕層、富裕層、マス層の純金融資産の推移をまとめてみました。

ぱっと見でも超富裕層の資産の増え方が凄まじいのがわかりますね。

もう少しわかりやすく2000年から2015年の15年間でどれだけ増えたかを見てみると、

超富裕層が3億7589万円、富裕層が575万円、マス層が107万円。

これだけのデータでは正確ではないでしょうが、頂点に君臨する超富裕層がどれだけ資産を増やしているかが見て取れます。

次に富裕層の職業と収入源について見ていきましょう。

 

富裕層の職業と収入源

 

富裕層と呼ばれる人たちの職業はなんなのでしょうか?

インターネット上には富裕層に関する様々なデータがありますが、

富裕層の定義は世帯なのか個人なのか、などによって意味合いが違ってきます。

富裕層の傾向として基本的に共通している職業は次のものが挙げられます。

  • ビジネスオーナー、創業者
  • 大企業役員、従業員(雇われ社長、CEO含む)
  • 著名人(芸能人、スポーツ選手)
  • 医師
  • 弁護士
  • 税理士
  • 大学教授
  • 議員
  • 個人投資家

こうやって見てみると想像通り高給な職業ばかりですね。

そしてこの中で最も割合が高いのがビジネスオーナーと大企業役員、従業員です。

ビジネスオーナーと雇われ社長を区別しているのは、両者は全く性質の違う似て非なるものだからです。

理解されている方も多いと思いますが、ビジネスオーナーは会社の株を保有し、実質的経営権を持っています。

ビジネスオーナーや創業者と言ってイメージのつきやすいのが、日本でいうとソフトバンクの孫社長や楽天の三木谷社長ですね。

孫社長や三木谷社長は創業者であり大株主ですから、実質的な経営権を持っていますし、

会社が純利益を出し配当が出れば、会社からの給与である役員報酬以外に株の保有割合分収入が増えるということです。

つまり、給与なと違って収入に上限がないということです。

しかし、雇われ社長は株主から選ばれただけで、収入は基本的に会社からの給与ということになります。

ドコモの吉澤社長やソニーの平井社長は株主から選ばれただけで、その会社は自分のものではありません。

つまり、社長は社長でもビジネスオーナーのオーナー社長なのか、雇われ社長のサラリーマン社長なのかで

収入は雲泥の差ということになります。

また、上記の職業の中に医師や弁護士などがありますが、開業医なのか勤務医なのかで変わりますし、

弁護士は弁護士全体の収入自体が下がってきていると言われています。

たしかに上記の職業は富裕層になりやすい職業ではあるのかもしれませんが、

今お話ししたことからもわかるように上記の職業の中でも収入の差はあり、収入源は違います。

また、収入は給与だけでなく、ビジネスオーナーのところでも出てきた、株や土地、不動産などの

「資本」がお金を生み出し、収入となることも大いにあります。

というより、資本が収入源となる富裕層こそ資本主義の真の富裕層と言えるのかもしれませんね。

それに、富裕層の定義は1億円以上ということですが、

資産100億円や1000億円、1兆円を超える超ウルトラスーパー大富豪というのも存在しています。

医師や弁護士、大企業の従業員では桁外れの富裕層になることは不可能です。

しかし、米国には銀行や大企業を相手取って訴訟を起こし、その成功報酬を得ているような弁護士も存在します。

そういった人たちは1つの訴訟で数十〜数百億円の報酬を得ることもあるようです。

しかし、そういった人たちは、決められた給与をもらっているわけではなく、

結局は自分でビジネスをしている、実業家ということになるので、

やはり企業から給与を貰っているサラリーマン富裕層とビジネスオーナーや資本家などの実業家達は分けて考える必要があるようですね。

 

 

 

 

 

 




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