これまでの僕の話の中で何度も出てきた1億円。
今日はその1億円の秘密について話していきたいと思います。
金利とレンタル料は全く違う
まず、資本主義の根底には金利があります。
金利というのは、お金を借りる人が貸してくれる人に支払う手数料です。
金利はいわばレンタル料といえます。
しかし、レンタル料といってもレンタカーやレンタルビデオとは本質的に違います。
なぜなら、貸すものは無形のお金だからです。
お金というのは車やDVDとは異なり、形は必要としません。
貨幣や紙幣は形があると思うかもしれませんが、劣化すれば新しいものと交換されます。
お金は形に価値があるのではなく、概念化された無形のものです。
逆にレンタカーは車という形に価値があるわけです。
そして、無形のお金は劣化しませんが、有形の車は劣化します。
車は修繕費や車検費がかかったり、
置いておく場所や複数台所有していればそれを管理するために人件費もかかります。
そして、車は経年劣化し、いずれ価値がなくなります。
そしたら新しく車を買わなくてはいけません。
車の購入代金や上述した費用、
そして車を借りてもらうための営業やマーケティングなどの経営努力も必要です。
これら全てをレンタル代で賄わなくてはいけないわけです。
しかし、お金はどうでしょう。
お金は先程も述べたように無形です。
レンタカーとは違い維持するための費用は一切かかりません。
そして劣化もしません。
銀行業のように融資するのではなく、元本が保証されている国債に投資すれば、
マーケティングなんてする必要もありません。
金利は低利率
今の話だとどう考えても車を貸すのとお金を貸すのだったらお金を貸した方がいいと思いますよね。
しかし、ここには一つ気をつけなくてはいけないことがあります。
それは、金利の利率はものすごく小さいということです。
国が破綻しない限り元本が保証されている国債の場合でお話します。
例えば、年利2%強の10年米国債を例にします。(10年国債とは10年後元本が必ず返ってくる国債。2年国債などもある)
300万円分の国債を購入していたら年間で6万円の利子がつきます。
年間で6万円を得たことになります。
これをレンタカーで考えてみます。
300万円の車を1日1万円でレンタルすると考えてみましょう。
すると6日間貸せば6万円の売上が出ます。
もちろんレンタカーの場合はあくまで売上であり、6万円から先程挙げた費用を差し引かなくてはいけません。
僕がここで言いたいのは、金利というものはものすごく低いということです。
ではここから本当の本題に入っていきます。
金利は大金になって意味を持つ
費用がかからなかったり、劣化しなかったりというのがメリットですが、
金利というのはものすごく低利回りであるというお話をしました。
低金利だから大きな収益を期待できないのか、と言うとそうではありません。
タイトルでもわかると思いますが、大金であれば話は変わります。
300万円も十分に大金ですが、年間6万円では生活は変わりません。
では、10倍の3000万円であれば年間60万円です。
年間60万円となると少し生活は変わってくるかもしれませんね。
1億円の凄さと意味
本記事のタイトルにもある1億円の場合はどうでしょう。
年間200万円ですね。
年間に200万円も安定した収益を得られたら、
一人暮らしで贅沢をしなければその金利収入だけで生活することができてしまいます。
つまり1億円があれば生活は保証され、労働する必要がなくなります。
究極の自由を手に入れられるということになります。
今回は米国債で話をしましたが、利回り2%を超える国債というのは沢山あります。
メキシコ国債は7%弱ですし、ブラジル国債は10%もあります。
それだけリスクがあるとされているのですが、
米国債5000万、メキシコ国債3000万、ブラジル国債2000万というふうに分散させることもできます。
これで年収500万円です。
それに別に1億円にこだわる必要はありませんよ。
たとえ5000万円だったとしても、ブラジル国債にフルスイングすれば年収500万円です。
ようは1億円あればリスクをかなり抑えられるため、1億円を基準にしているということです。
今回は「1億円あれば何もしなくても低リスクで生活に困らないだけの収入を得ることができますよ」
と話していますが、1億円を稼ぐことがどれだけ難しいか、
という話は以前に記事にしているので、興味があれば読んでみて下さい。
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